令和3年度上期(7月1日~31日)の情報セキュリティマネジメント試験を受験してきました。結果は下記のツイートの通り。
情報セキュリティマネジメント試験。午前試験・午後試験ともに60点以上でした!午前ギリギリなの笑った😂
午前試験は50分くらいで解き終わって、午後試験は時間いっぱい使いました。合格でなにより😀
予約が空いてたらしく午前試験▶午後試験を連続で受けさせてもらえてた。早めに終わってラッキ〜😆 pic.twitter.com/9N1KsjY8yd— しか@資格勉強中🔥 (@sikasidokkoi) July 3, 2021
午前試験は64点、午後試験は71点。合格点の60点を無事クリアできました。そこそこ手応え感じた午前試験が64点とギリギリでビックリしましたが無事合格点に届いてホッとしています。
この記事では実際にCBT方式の情報セキュリティマネジメント試験を受けた感想や合格するためにした勉強法を紹介します。
そもそも情報セキュリティマネジメント試験って何?って人は以下の記事からどうぞ
情報セキュリティマネジメント試験は情報処理技術者試験の1つです。 試験を実施しているIPAは情報セキュリティマネジメント試験を以下のように説明しています。 情報セキュリティマネジメント試験は、情報セキュリティマネジメントの計画・運用[…]
CBT方式で情報セキュリティマネジメント試験を受けた感想
令和2年度からマークシート形式からCBT方式に移行した情報セキュリティマネジメント試験。 年2回特定の日に一斉に試験を受ける形式だったのが、年2回 1ヶ月程度の期間の中で希望の試験日時を選んで受験する形式に変わりました。
CBT方式とは試験会場のパソコンでマウスを使って回答する方式です。 パスポートや基本情報技術も同じ形式が採用されています。
http://pf.prometric-jp.com/testlist/sg/exam_procedure.html
CBT方式は午前試験・午後試験を別日で受けられて便利
前述の通り CBT方式に移行した情報セキュリティマネジメント試験では1ヶ月程の試験期間の中で希望日時を指定して申し込みます。
- 午前試験と午後試験を別日で受けてOK
- 先に午後試験から受けてもOK
- 「午前試験を午後」に「午後試験を午前」に受けてOK
- 申込後の受験日時の変更もOK
と自由度が高いのが魅力的。
2日に分けて受けられるから勉強も受験もしやすいです。
ちなみに僕は7月4日の10時からの午前試験、同日13時からの午後試験を申し込みました。
CBT方式の午前試験は回答しやすい
CBT方式の午前試験はマークシートよりもしやすかったです。 パソコン画面の左側に問題文、右側が4択の回答ボタンが配置されており、ただ選択肢をクリックしていくだけ。 フラグ機能があり、 回答に自信がない問題にフラグを立てておけば最後にそれだけ見返すこともできます。
紙とシャーペンが用意されてるのでメモもできます(試験後にすべて回収されます)。 マークシートのように回答がズレる危険性も無く快適、試験時間90分のうち50分ほどで試験を終えれました。
CBT方式の午後試験は煩わしさ全開
反対にCBT方式で受ける午後試験はかなり回答しづらいです。 パソコン画面の左側に問題文。 右側に回答ボタンという配置は午前試験と変わりません。 紙もシャーペンもあります。 では何が午前試験と違うのか。
それは午後試験が長文問題であること。 問題文が長いため画面に収まりきらずスクロールしていかないといけません。さらに、設問文が問題とは別ページに用意されており、問題を解くには画面の左側を問題文、設問文と切り替える必要があります。
設問にある複数の選択肢を1回で覚えるのは当然無理なので何度も問題文一設問文と切り替える事になりました。 これがとても嫌わしく、画面操作だけで結構時間をとられたと思います。 結局見直しを含めて試験時間の90分ギリギリまでかかりました。
もう少し解きやすいように改善されて欲しいな〜と思いました。
CBT方式は試験結果がすぐに分かるのが最高
午後のつらさにはうんざりでしたが、CBT形式自体はとても好きです。 なぜなら結果がすぐにわかるから、 試験終了後に自動で採点され、登録したメールアドレスにスコアレポートが届きます。
これがかなり早く僕の場合は 帰り試験会場のエレベーターに乗ってるときには届きました。 終了後5分も経ってないレベルです。 正式な合否発表は1ヶ月程度先になりますが、公式で点数をすぐ出してくれるのはとてもうれしい。 マークシート形式や筆記の試験だと結果が出るまでに1ヶ月以上まつのが当たり前ですからね。
難易度的にはIパスとFEの中間くらい
受験してみて感じた難易度としてはITパスポートと基本情報技術者試験の中間くらいのレベルでした。
午前試験も午後試験も情報セキュリティについて広く浅く問われるので、頭を抱えるような問題はほとんどされませんでした。
午前試験だけでいえば主題範囲が広いITパスポートの方が難しいという印象です。
午後試験は基本情報技術者試験の方が難しいです。ただ前述の通り解き辛さによって時間に追われる焦りを感じる試験ではありました。
情報セキュリティマネジメント試験に独学で合格した勉強法
点数が割とキリギリだったのであまり参考になるかわかりませんが、 僕がした勉強方法をご紹介します。 僕は基本情報技術者試験やITパスポートですでに情報セキュリティの知識があったので、ガッツリ勉強することはしませんでした。 勉強を始めたのは試験本番1ヶ月前。 勉強時間は30時間ほどです。
過去問を5回分を2周
勉強はほぼ過去問のみで、午前試験も午後試験も過去5回分の問題を2週づつくらいやりました。 利用したサイトはおなじみの過去問道場です。
平成28年4月から新しくスタートした国家資格「情報セキュリティマネジメント試験」の解説No.1を目指すサイト。試験の概要…
情報処理の午前試験は過去問からの流用が多い傾向があるので過去問対策が非常に重要になります。午後試験は同じ問題は出ないと思いますが、問題形式は変わりません。あまり時間に余裕がない試験なので慣れるために複数回解いておくと当日焦らずに済みます。
過去問でわからなかったところを参考書で補足
参考書は「情報セキュリティマネジメント試験合格教本」を購入しました。
別に何でも良いと思いますが、 試験の試験範囲の全体のイメージがつかめるので参考書は1冊持っておくと便利です。主に過去問を解いてわからない部分を参考書で補足するって感じで使いました。
初心者の方だとはじめに参考書を全部覚えてから過去問をやろうとしてしまうかもしれませんが、この方法はオススメできません。参考書を全部覚えられる日は訪れないからです。
はじめにざっくり参考書を一通り目を通して、出題問題の雰囲気がわかったら、その後は過去問をやりましょう。
最初は半分も取れないかも知れませんが、みんな同じです。繰り返し解けば点数は上がります。過去問をと教えて覚えて行った方が効率的です。
まとめ
情報セキュリティの知識はどの業界にいても今や必須のスキルです。こういった知識を体系的に学べるのは情報セキュリティマネジメント試験の大きな魅力でしょう。午後試験ではケーススタディで実践的な問題が出題されるためサイバー攻撃や情報セキュリティについて具体的にイメージができるようになります。
セキュリティの知識を身につける足掛かりとしてとても良い試験だと思います。気になる方は是非チャレンジしてみてください。
だんだんと難化してるのでは?という意見も見られるので早めにとっておくと良いかもしれませんね。